前回の続きです。
前回はデグーの分類の話をしましたが、今回はデグーの野生での生活や食性について書いていきたいと思います。
デグーの生息地
野生のデグーがいるのは、チリのアンデス山脈です。チリは南アメリカにある細長い国です、地理の授業とかで世界地図見ると目立つ国ですよね。アンデス山脈といえば、空中都市とも呼ばれるマチュピチュがあるのが有名ですね。
マピュピチュがあるのは標高2500mほどですが、デグーが暮らしているのはそこよりももっと標高が低く1000mのあたりの高原地帯です。
標高1000mであってもやはり山、昼夜の寒暖の差は厳しく天気が崩れることも多く、野生のデグー達は過酷な環境で暮らしています。
ちなみに、デグーは暑さにも寒さにも強くはないのです。
デグーのコミュニケーション手段
野生のデグーは数十匹の群れを作って暮らしています。群れで暮らす動物は当然コミュニケーション手段を持っているものですが、デグーは鳴き声によりコミュニケーションをとります。
我が家のデグーもよく「ぴゅるぴゅる」とか「ぴゅるるる」とか「ぴっぴっ」とか「じゅっっじゅっっ」とかとか、
様々な鳴き声で鳴くのでとっても可愛いです!!(ちなみにじゅっっじゅっっ」は警戒しているときに鳴きます)
多彩な鳴き声で鳴いていてまるで歌っているみたいだということから、デグーは「アンデスの歌うネズミ」なんて呼ばれ方もします。(ネズミではないと言ったばっかりですが 笑)
他のコミュニケーションとして、下の画像のように寄り添っていたり、毛づくろいしてる姿もよく見かけます。
鳴き声でコミュニケーションをとったり、仲間に毛づくろいしたりとデグーが仲間意識の高い動物であることが分かりますよね。
デグーの食性
デグーの食性はやはりネズミとは大きく異なります。
ネズミは雑食性のため、肉や虫、野菜などなんでも食べることができます。(実はハムスターとかも虫を食べることができたり…)しかし、デグーは植物しか食べない完全草食性なので、植物以外は食べることができません。
日本ではデグーへの餌としてイネ科の植物であるチモシーが一般的です。
チモシー以外にも色んな植物を食べるのですが、過酷な環境で暮らしていたためかデグーの代謝能力は低いため、ひまわりの種のような糖分の多いものをあまり食べさせてはいけません。
デグーは糖分が大好きなので、与えれば喜んで食べてしまいます…。デグーを飼おうと思っている方がいたらお気をつけください。
まとめ
今回はデグーの生活と食性について紹介させていただきました。
次回は一般的なデグーについてというより、僕視点から見たデグーがどんな動物であるか書いていきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。