こんばんは。
今回はデグーの歯の病気として知っておかないといけない不正咬合(ふせいこうごう)について書いていきたいと思います。
デグーの飼い主なら誰でも不正咬合について聞いたことはあるはずです。これから、デグーを飼おうと思っている方がいたら、この記事を機会に不正咬合について知っていただけたらと思います。今回は不正咬合とは何かと予防策を書いていきたいと思います。
不正咬合ってどんな病気?
デグーはげっ歯類という、歯が伸び続ける動物です。
伸び続ける歯によって起こるデグーの病気が、不正咬合です。
不正咬合を一言で言うと「歯の噛み合わせが悪くなる病気」です。
正常なデグーの前歯(切歯)は下の写真のように、上の歯と下の歯が平行になっている状態です。
しかし、不正咬合になったデグーは上の歯と下の歯が不揃いな状態となってしまいます。
また、デグーには奥歯(臼歯)もあり、臼歯が不正咬合になることもあります。
デグーが不正咬合になってしまうと?
デグーが不正咬合になってしまとどうなってしまうのでしょうか。
主に「デグーが餌を上手く食べられなくなってしまいます」。
その結果、不正咬合になってしまったデグーは餌を食べられなくなり衰弱してしまい、最悪死んでしまうことも考えられます。
少し痛々しい画像がでてくるかもしれませんが、Geogleなどで「デグー 不正咬合 画像」と検索すると実際どのようになるか分かると思います。
大事なデグーが不正咬合にならないようにするためにできる防止策はどのようなものがあるのでしょうか。
デグーの不正咬合防止策1:ケージをかじらせないようにする
デグーの切歯が不正咬合になる主な原因は鉄製のケージをかじることです。
デグーの歯に比べ、鉄は固いためケージを噛むことでデグーの歯はボロボロになってしまいます。ボロボロになった歯がさらに伸びていくことで不正咬合になってしまいます。
そのため、「ケージをかじらせないようにする」ことが不正咬合の防止となります。
デグーがケージをかじる理由
そもそもデグーがケージをかじる理由は以下のようなことがあります。
- 飼い主へのアピール
→飼い主に遊んで欲しいとかエサが欲しいとかをアピールするために、ケージをかじることが多いです。我が家のデグーもこれがだいぶ多いです。
- ケージを齧るときの音をデグーが楽しんでいる
→デグーは好奇心旺盛で音が鳴るものが大好きだったりします。なので、ケージの齧った時の音やケージのバネ部分をび~んび~んと齧りながら鳴らしたりします。
・他に齧るものがない。
→デグーはげっ歯類なので、ものを齧り歯を削る必要があります。歯が伸びてくるとデグーはむず痒くなってものを齧るようになるのですが、適切に齧るものがないとケージを齧るようになってしまいます。
- ストレスによって齧る
→デグーはストレスを感じるとものを齧ることが多くなるようです。これは完全に僕の実体験からです。
これらの要因を抑えてデグーがケージを齧らないようにするために、具体的に何をすればいいのでしょうか。
ケージかじる防止の具体策1:フェンスガードつける
デグーがよく齧るケージの部分に木製のフェンスを付けましょう
デグーがよく齧る部分はある程度決まっていると思うので(我が家のデグーの場合、ケージ越しに餌をあげている箇所をよくかじっています)、
フェンスを付けることでケージ齧りを防止できるはずです。
ケージかじる防止の具体策2:かじり木を入れてあげる
デグーがケージを齧る原因として齧るものが無いことや好みの固さのものがケージ内に無いこともありえます。
そのため、かじり木を入れてあげましょう。
デグーの好みは個体毎に違うので、お家のデグーが好みの固さを探してあげてください。
デグーの不正咬合防止策2:牧草を食べさせる
デグーの臼歯が不正咬合になってしまう主な原因は「牧草を食べないこと」です。
デグーにペレットだけ食べさせている人はいませんか?
デグーは牧草を食べる際、臼歯で削って食べているのです。
牧草を食べることで臼歯が適度に削られ、デグーの臼歯が伸びすぎるのを防いでいます。
なので、デグーにペレットばっかり食べさせていると、臼歯が不正咬合となりやすくなります。
デグーにはしっかり牧草を与えましょう。
お家のデグーが牧草を全く食べてくれない場合、あげている牧草が好みの牧草ではない場合が多いです。
デグーの好みの牧草を探してあげましょう。(デグーの牧草選びは僕も最近までやっていました。それについても記事にしようと思います。)
まとめ
今回はデグーの不正咬合とその対策について書かせていただきました。
不正咬合は飼い主がしっかり気を付けて予防をしてあげないといけません。また、定期的にデグーの歯をチェックするようにしましょう。もし、不正咬合になってしまった場合、お近くの獣医さんで歯を削ってもらうようにお願いしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回も読んでくださると嬉しく思います。