デグーの飼育で地味に悩むのが床材です。デグーの飼育には色々な床材が選択肢に入りますが、そもそもどのような床材があるのでしょうか?
今回は色々ある床材の紹介・比較を記載していきたいと思います。
デグーの床材はどんなものがあるか?
デグーの床材には以下のような種類があります。
- 金網
- ペレットタイプ
- おがくず・チップタイプ
- チモシー等の牧草類
- ペットシーツ
それぞれの床材に良いところと悪いところがあるので、それぞれ比較したいと思います。
床材選びで気を付けること
飼い主とデグーのアレルギー
床材の原材料には針葉樹や広葉樹のものもあります。これに対してアレルギーを持つのは人だけでなくデグーも同じです。木が原材料のものを使い始めて、デグーがくしゃみをし始めた場合はすぐに使うのをやめ、別の原材料のものにしましょう。もちろん飼い主がアレルギーの場合も使用を控えましょう。
デグーはトイレの場所を覚えない動物です
デグーは基本的にトイレの場所を覚えませんので、好きなところで糞や尿をします。そのため、床材を一部だけ取り替えるような掃除は難しく、床材を全て取り替えるようになることが多いと思います。これにより床材のコストが少し高くなってしまうかもしれませんが、こちらも加味して床材選びをしましょう。
床材の比較
1. 金網
金網を使用する良い点は「掃除が容易であること」に尽きます。
デグーの糞や尿が金網から下に落ちていくので衛生的ですし、金網の下に敷いている新聞紙などを取り替える際も手間が少ないのが良いです。また、デグーのケージとして一般的な「イージーホームシリーズ」というケージに標準でついてくるというのも良いです。(私もイージーホームで飼育しています。)
しかし、金網には悪い点もあります。デグーが金網の穴に脚を引っ掛けてケガをしてしまったり、固い金網にデグーが落ちてケガをしてしまったりという事件が時折起きることがあるようです。(ただし、調べていてもほとんど見かけないので、頻度は低そうです)我が家のデグーは金網の上でも問題なく飛び回っていたので問題はありませんでした。
金網を使用する場合はイージーホームのような金網が付いているケージにすると良いと思います。
<2021年2月25日追記>
掃除が容易であるとは言いましたが、金網にオシッコがこびりついてしまうのである程度金網を外して掃除する必要がありました。金網を外すのは結構手間なのでこれを考慮すると掃除もそれほど簡単ではないかもしれません。
2. ペレットタイプ
木のくずを圧縮してペレット状にしたタイプのものです。原材料が針葉樹と広葉樹、さらに紙のものがあります。
ペレットタイプの良い点は「吸水性やクッション性が高い」ことです。また、「消臭効果が高い」のも良い点で、特にヒノキのものだとすごく良い香りがします。
悪い点は「飛び散りやすい」点です。デグーは穴掘りが好きな動物なので、穴掘りをしようとペレットを結構飛ばします(掃除が大変です…)。
針葉樹
特にヒノキを原材料にしたものは香りがすごく良く消臭効果が期待できます!!我が家でつかっているのはこのタイプです。以下の商品で4回分くらいになります。
広葉樹
広葉樹の商品の特徴は吸水量が多いことです(針葉樹の2倍あるそうです)。代わりに、消臭効果は針葉樹のものに劣ってしまうようです。一度使用してみましたが、確かにヒノキのものの方が香りがよく消臭効果も高いように感じました。
紙
紙が原材料のものもあります。飼い主またはデグーのアレルギー症状がある場合はこちらを使用しましょう。紙というと軽いので飛び散ってしまうイメージがあるかもしれないですが、紙同士が結構絡みやすく全く飛び散りません!
これは意外でした。消臭力は低めで木を原料としたものに劣る印象です。(紙も元々は木ではありますが)
3. おがくず・チップタイプ
チップタイプは木を削ったそのままのタイプです。原材料が針葉樹と広葉樹のものがあります。
チップタイプの良い点はペレットタイプ同様で「消臭効果が高い」ことと、ペレットタイプ以上の「クッション性の高さ」です。また、比較的安価であるのも良い点です。
ただし、チップタイプはそれにあまりある悪い点が…。ペレットタイプ以上に「飛び散りやすい!!」です。実は私はデグーを飼い始めたばかりの頃はチップタイプを使用していたのですが、あまりの飛び散り様にペレットタイプに切り替えました…。(広葉樹タイプも針葉樹タイプもどちらも飛び散りやすいです)
なので、正直このタイプはあまりオススメできません…。使うとしたら他の飛び散りにい紙やペレットタイプの床材とブレンドして使うのが良いと思います。
針葉樹
広葉樹
4. 牧草類
デグーの主食であるチモシーなどの牧草を床材にするという選択肢もあります。床材に使うチモシーは一番刈りのような固いものより三番刈りなどの柔らかいものが良いです。また、床材用の牧草としてバニューダヘイを使用するのも考えられます。バニューダヘイはチモシーに比べて柔らかい牧草です。
チモシーの良い点は「安価であること」と「餌にもなること」だと思います。床材の選択肢として十分アリだと思います!!
悪い点は「吸水性が悪いこと」です。こまめに取り換える必要があり、それを怠るとカビが生えてしまうことも。
5. ペットシーツ
ペットシーツは単体では使わず他の床材と組み合わせて使いましょう。
吸水性も良いので、ペットシーツをオススメしたいです。しかし、デグーによってはペットシーツを破いてぐちゃぐちゃにしてしまう子が多いので、使えない可能性が結構あります(我が家のデグー達はびりびりに破いてしまいました…)。
金網の下に引いて使用するのもおすすめです。
結局は試すしかない
今回はデグー飼育での床材を比較してみました。それぞれ良いところと悪いところがあります。個人的なオススメでいうと、「ペレットタイプ」がオススメです。バランスが良い床材だと思います。
ただし、結局のところ床材は飼い主やデグーとの相性があるので、今回気になったものを試して良さそうならそれを使うという方法しかないと思います。
実は他にもウサギ用のトイレ砂なども試してみましたが、こちらは固すぎるので微妙でした…。
最後まで読んでくださりありがとうございました。この記事が皆様の参考になれば幸いです。