デグーをお迎え際に、1匹だけ飼う単頭飼いにするか多頭飼いにするか迷う方も多いと思います。
実際、私もデグーをお迎えする際にペットショップで購入するまでずっと悩んでいました。
なので、今回はデグーの単頭飼いと多頭飼いの特徴を書いていきたいと思います。
単頭飼いの利点
デグーが懐きやすい!
単頭飼いの最大の利点はデグーが懐きやすいところであると思います。デグーは元々集団で暮らす動物なので、コミュニケーション相手は飼い主しかいない単頭飼いでは、必然的にデグーと仲良くなりやすくなります。
我が家ではデグーとまだ仲良くなり切れていないので、インスタグラムで仲良しの写真を見ると羨ましく思ったりします(笑)
飼育費用が安くなる
当たり前のことですが、単頭飼いは多頭飼いに比べると飼育費用が安くなります。餌代は頭数分少なく済みますし、設備代も安めになります。ただし、ケージ代や器具を飼う初期費用は単純に頭数分少なくなるわけではないですので、餌代以外はそこそこ安いというレベルだと思います。
単頭飼いで注意すること
デグーと遊ぶ時間を確保する
単頭飼いの場合は、デグーの世話をする時間に加えて遊んであげる時間をしっかりとってあげる必要があります。元々集団で暮らすデグーにとって、仲間がいない環境はストレスになってしまいます。デグーがストレスを感じないように、しっかり遊んであげましょう。もしデグーにかまう時間があまりとれないようであれば、単頭飼いはお勧めできません。
多頭飼いの特徴
野生環境に近い
デグーは野生では群れで暮らす動物です。多頭飼いはその環境に近くなるので、デグーにとって良い環境となります。
デグー同士のコミュニケーションがみれる
デグー同士のコミュニケーションが見られるのが、多頭飼い最大のメリットだと思います。デグー達はよくぴゅるぴゅる鳴きながら毛づくろいをしたりします。また、上の写真のような通称「デグー団子」を見ることもできます。デグー同士が仲良くしている姿を見ているだけで心が癒されますし、ずっと見ていられます。デグー同士のコミュニケーションが見られるというだけで、デグーの多頭飼いをオススメしたいくらいです(笑)
多頭飼いで注意すること
デグー同士が喧嘩するかもしれない
デグーにも相性があります。相性が悪い場合はデグー同士が喧嘩してしまうことがあります。激しい喧嘩になるとジャンプしながら攻撃したり噛みついたりと最悪の場合は流血してしまう場合もあります。こうなってしまった場合はすぐに引き離して、別々で飼うようにしてください。
ただし、デグー同士の喧嘩の中でもいわゆるデグー相撲と呼ばれる行動は特に気を付ける必要はありません。デグー相撲はデグーが群れ内の順位付けをするための行動で、マウンティングをとるために立ちながら押し合ってる姿が相撲みたいなのでデグー相撲と呼ばれています。
餌の取り合いをする
多頭飼いで良くあることなのですが、デグー同士で餌の取り合いをすることがあります。場合によっては餌を食べられないデグーがやせ細ってしまうこともあるようです。
これは我が家でも常に起きていることなのです。我が家のデグー達はペレットが大好きなので、お皿に入れたペレットを取り合って激しく喧嘩していました。威嚇の鳴き声を出したりひどいときには攻撃したりしていました。
餌の取り合いの対策として我が家で行うことにしたのは「ペレットを手渡しでしか与えないようにする」でした。流石に、毎日喧嘩するのは見過ごせなかったのといつか激化するかもしれないと思ったので、この対策をとりました。手渡しするときの少し喧嘩することはありますが、激しい喧嘩を見ることはなくなりました。
懐きづらいことがある
多頭飼いでは飼い主以外のコミュニケーション相手がいるので、デグーが懐きづらくなってしまうことがあります。特に、私のようにデグーとコミュニケーションをとる時間がとれない場合はそうなってしまいがちだと思います。可能ならば、多頭飼いでもしっかりデグー達と遊んであげる時間をとりましょう。私はまだ達成できていませんが、多頭飼いでもデグーとめちゃくちゃ仲良くなっている方達をtwitterやインスタグラムでよく見かけます。(私もここまで仲良くなりたい…)
家庭環境にあった飼い方をしましょう
今回は単頭飼いと多頭飼いの特徴を書きましたが、結局最後に言いたいのは家庭環境にあった飼い方をしましょうということです。費用面の不安があったりデグーとパートナーとなりたい等の場合は単頭飼いが良いですし、私のようにデグーと遊ぶ時間があまりとれないとかデグー団子が見たい等の場合は多頭飼いが良いでしょう。
この記事がデグーをお迎えする際の参考になれば幸いです。